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生身のまま次元をこえる方法

客観的な事実として、私たちの肉体は物質である。だから時間と空間の連続性や物理法則のはたらきに
縛られる。けれども主観的な現実、つまりある主体が知覚し経験する世界において、私たちの身体は時
空や物理法則を超え、非物質的な、超常的な振る舞いを見せることがある。

そこで私は、みずからの体内やだれかの内面といった、ある主体にとって直接見ることができない領域
が持つ到達不可能性を、代わりの宇宙を開く想像可能性として捉え直す。

反省によって文脈を当てはめるまで、あるいは学習によって知識を得るまで、私たちは知覚がもたらす
直観をとおして、あるいは話し言葉の現前性にそそのかされて、ほんの刹那、荒唐無稽な澄み切った平
行世界を生きる。


2011年7月7日
奥村雄樹




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